リノシヨ

リノシヨの秘密The Secret of Rinoshiyo

リノシヨには隠された秘密がある!
リノシヨのメニューには、王道と言われた中華メニューと異なるものがあります。
そこには秘密があります。
このページからこっそり紹介していきます。

〇セイロの力

先日、スチームコンベクションオーブン(この後スチコンと略します)が壊れました。
壊れたといってもスチームの調子が悪く(=安定してスチームがでなく)なる故障でした。
ウチの店はスチコンは営業中スチームしか使いません。
点心料理はスチームで蒸していましたので、点心がしっかり蒸せてない。というクレームもあり、調べたらスチームが出ていないことがわかりこれは困ったなぁ~ということになりました。
スチコンを直すのには時間も金額もかかるのでどうしようかな?と思ったとき、開店当初に導入したでかい大セイロを復活させることにしました。
もうセイロで行くしかないけれど、昔試したときにスチームが弱いなと感じていました。
そのため、セイロはランチの時に保温などで使っていた位です。
それこそスチコンがあったので、問題なく、セイロは飾り程度に置いていたわけです。
だけど、もうセイロで行くしかないから、使えるようにしようということになり、本気で試しました。

セイロの下にある台座は、今まで一回り小さかったのを変えてちゃんとしたサイズのものに変えてみました。今まで小さかったので台座から蒸気が漏れていたようで、今回はサイズを変えたことにより蒸気が強くなりました。
開店当初スチコンがあるということでセイロを本気で試していなかったのが悪かったのかも・・・💦
今回試したのは小籠包。
小籠包は、強い蒸気で周りを固めてやらないと生地がダレてスープが漏れ出してしまうので難しいと思ったので小籠包で試しました。
試した結果、スチコンが1番いいときよりもこちらの方が美味しくできることが分かりました!

スチコンは蒸気が庫内を全体的に回る仕組みなので、ホワホワとしていたのですが、セイロは下から火を焚いてバッ!と立ち上がる蒸気になることで、すごく蒸してくれるためフンワリ出来上がります。
・・・ということで、開店10年目にしてセイロの良さに初めて気づきました。
セイロで蒸し料理ができるようになった分、フライヤー(揚げ物)があり、ボクの焼き台があるので厨房が熱くなってしまうため体力を使います。
それにセイロの下にあるお湯がなくなるといけないので中華鍋でお湯を作って継ぎ足しをする手間がかかります。美味しいものができるためには何かが犠牲になるってことでしょうか?笑
ということで、蒸し料理が美味しくなったリノシヨを楽しんでください。

(コラム執筆:2025.10.1)

次回は・・・お楽しみ!

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